はじめまして!OWNLY ONE スタッフのTです。
これから染色に関する情報や体験を、このブログでお伝えしていきたいと思います。
よろしくお願いします♪
今回、私が挑戦したのは「Tシャツのタイダイ染め」です。
みなさんは「タイダイ」という言葉を聞いたことがありますか?
タイダイとは、「絞って(tie)、染める(dye)」という意味を持つ、いわゆる「絞り染め」のこと。
布を糸などで括って染めることで、括った部分が白く残り、独特の模様が生まれる染色技法です。
括り方や色の組み合わせ次第で、さまざまなデザインを楽しめます。
タイダイは1960年代にアメリカで広まり、1970年代には「愛と平和」「自由に生きる」という思想を象徴するヒッピーカルチャーのファッションとして定着しました。
近年では、DIY文化の拡大やレトロブームの影響で、再び注目を集めています。
NikeやSupremeといったストリート&スポーツブランドが取り入れたことや、フェスファッションとしての人気上昇も、タイダイのトレンドを後押ししています。
そんなタイダイブームが再燃するなか、今回はタイダイ染めでオリジナルTシャツをつくってみました!
① Tシャツを縛り、輪ゴムで固定する
濡らしたTシャツを用意し、渦巻き模様にするために丸くつまんでねじっていきます。
この工程が模様を決める重要なポイント!意外と難しかったです…。
オリジナリティを出すために、中心ではなく左腰あたりに渦の中心がくるように調整しました。
形が崩れないように、輪ゴムでしっかりと固定しましょう。太めの輪ゴムだと固定しやすいです。
② 固着液に15分間浸ける
Tシャツ1枚に対して、お湯2L+固着剤32gを準備。40〜50℃のお湯に固着剤をしっかり溶かし、Tシャツを15分間浸けます。
③ 染料液をつくる
今回はピンク×紫×濃青の3色で染めるため、ボトルを3本用意しました。
染料液は、最初に少量のお湯で染料を溶かしてからお湯を追加すると、ボトルを振った際に液漏れしにくくなります。
淡い色合いにしたかったので、染料少なめ+お湯多めで調整しました。
④ 染料をかける
いよいよ染色開始!
染料液がしっかり浸透するように、生地の隙間にボトルの先を刺しながら染料をかけるのがポイント。
「色が混ざって大丈夫かな…?」と少し不安になりつつも、きれいなグラデーションになることを信じて、染料液をたっぷり使っていきます。
⑤ 袋に入れて1~24時間置く
置く時間によって発色の濃さが変わります。
今回は12時間置いてみました。
⑥ すすぐ
色が混ざらないように、最初は輪ゴムをつけたまま水ですすぎます。
生地をやさしく揉みながら、余分な染料を落としていきましょう。
ある程度色が落ちたら輪ゴムを外し、衣類用洗剤で全体をしっかりすすぎます。
⑦ 色止め15分
40~50℃のお湯にフィックス剤を溶かし、時々混ぜながら15分間浸けます。
⑧ すすいで乾かしたら完成
水が透明になるまでしっかりすすいだら、脱水して陰干しします。
乾いたら、オリジナルのタイダイTシャツの完成!
▼仕上がりはこちら!
思ったより白地が多く残りました。もっとたっぷり染料をかけてもよかったかもしれません。
でも、タイダイは派手な柄になりがちなので、むしろ落ち着いたデザインになっていい感じ!
くすんだ淡い紫の色合いも気に入りました。
タイダイ染めの面白さは、仕上がりが予想できないところ。
今回は3色で染めましたが、もっと色を増やしたり、絞り方を変えたりして、さまざまなタイダイ染めを楽しんでみたいです!