染色DIY

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Redyeing

染め直したい

色褪せた服を
アップサイクルに。

日本人は古くから衣服を大切に扱ってきました。
色褪せてしまった衣服の染め直しは、廃棄物の削減、資源の循環につながります。

服が色あせてしまったら

Fade

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衣類は、日光や汗、洗濯の繰り返しなどの原因で少なからず色あせが進行します。
それを気にしないで着続けたり破棄するなど選択肢はいろいろありますが、素材が綿や麻で生地や縫製が傷んでいなければ、「染め直し」という選択を加えてみてください。

染め直しは自分でできる

Diy

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染め直しは、クリーニング店などの専門業者に依頼する方法と自分で染める方法があります。
プロに委託する場合、料金は一般的にTシャツ1枚5,000円くらいが相場。
染め直しは繊維によって染料や方法が異なるので専門家に依頼する方が安心ですが、コストや時間を優先したい方は一度染色にチャレンジしてはいかがでしょうか。

染め直しの方法

Method

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染色の方法は大きく分けて2つ、「捺染」 と「浸染」があります。
「捺染」はプリントと同様、表面に色がつき裏面には色がつかない方式です。
「浸染」は染料を溶かした液に衣類を浸して染めますので表裏ともに染まります。
色あせた服の染め直しはほとんど「浸染」方式で染色します。

天然染料・化学染料の違い

Difference

染色に使う染料には、草木染めなどで知られる「天然染料」と人工的につくられた「化学染料」があります。
どちらも一長一短がありますが、天然染料は色合わせが難しく色落ちしやすいので、一般的なアパレルの染色では化学染料が主流となっています。

天然染料・化学染料の違い

天然染料 化学染料
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発色 優しい 鮮やか
堅牢性 色落ちしやすい 色落ちが少ない
色合わせ むずかしい 比較的簡単
製造費 高価 安価
環境への負荷 原料は自然由来ながら、金属イオンの媒染剤や水を大量に消費するため、環境に対して一定の負荷がかかる。 家庭用の排水処理はヘアカラーなどと同じ扱いになるため、河川への直接放流はできない。
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自然由来の色で染め上げる天然染料は大量生産には適していませんが、染色自体を楽しんだり作品づくりなどの創作活動に向いています。
一方、合成染料は長期間保存できて、染色品質も安定しているので、出来映え重視の方におすすめです。

染め直しには3つのパターン
があります(綿・麻)

Pattern

01濃色で塗りつぶすイメージ(初級編)

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染め直し、染め変えは、前の色よりも薄い色に染めることはできません。なので、紺色のシャツを水色に染め直すことはできませんが、その逆は可能です。
ただ、脱色やシミなどは濃色で染めてもうっすらと輪郭が残ることもあります。
濃い色で染める場合、黒色、ネイビー、こげ茶色がよく使われます。

02同系色の色で服を甦らせるイメージ(中級編)

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この色がお気に入りなのに、塗りつぶすなんてもったいない。
そんな方はOWNLY ONEの染料を調合して染色できます。
同系色はもちろん購入時の色を再現することもできます。

03新しいモノを創り出すイメージ

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染色経験を積み重ねると染色後のイメージが思い浮かぶようになってくるので、今ある色に異なる色を重ねたり、素材別に色の違いを出すなど、色を操って楽しめるようになります。

自分で行う染め直しの
メリット・デメリット

Merit / Demerit

自分で染め直しをするときのデメリットとメリットには以下のような点が挙げられます。

メリットMerit

  1. 01費用節約
    専門業者に頼むよりも自分で染め直す方が大幅に費用を節約できます。
  2. 02時間の節約
    自分のペースで希望の時間に染め直しが行えます。
  3. 03好みに合わせて調整
    好みに合わせて、染料の量や混ぜ合わせる色を調整できます。
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デメリットDemerit

  1. 01準備するモノ
    染色用鍋やデジタルはかり、温度計など用意するモノがたくさんあります。
  2. 02品質のバラツキ
    染める繊維や染料の配合、温度・時間の管理などを適切に行わないと、均一に染めたり希望の色に染まらないことがあります。
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